“We decided to go with Zuora for two main reasons: pricing and packaging flexibility and to ensure accounting accuracy and efficiency.” – Koji Ogishima, CEO of TeamSpirit

Company:
TeamSpirit, Inc.
Industry:
The Customer

1996年に創業したチームスピリット社はSaaSを展開する日本企業で、2012年4月よりさまざまな働き方改革ソリューションを提供しています。

The Challenge

チームスピリットの自社開発の課金システムでは、会計業務に問題が生じ、間近に迫ったIPOに必要なレベルの整合性を実現できませんでした。

The Solution

Zuoraプラットフォームを導入することにより、チームスピリットはさまざまな価格設定のパッケージでお客様のニーズに簡単に対応できるようにし、IPOを成功させるために必要な会計の整合性を確保することができました。

The Benefits

(ビリングプラットフォームのメンテナンスではなく)ビジネスに100%集中できるようになった結果、チームスピリット社は年平均成長率(CAGR)50%を達成しています。

「Zuoraは、アプリケーションの進化と顧客への価値提供に集中できる機能満載のプラットフォームを提供してくれます。おかげで、リソースの80%(開発に50%、現場実装に30%)を価値提供に投入することができています。」- チームスピリット CEO、荻島 浩司氏

1996年創業のチームスピリットは、2012年4月より働き方改革のためのプラットフォーム「チームスピリット」を提供しています。このソリューションでは、勤怠管理、経費管理、タイムトラッキング、オンライン承認ワークフロー、ワークスタイルの可視化など、社員が日々使用するすべてのシステムを一元管理できます。また同社は、Salesforce AppExchangeのプレミアパートナーでもあります。

サブスクリプションビジネスを運営するために、チームスピリット社はアプリを自社開発していました。同社のCEOである荻島浩司氏は次のように語ります。「日本企業は、製品開発の延長として、プラットフォームを自社開発する傾向にあります。しかし、中長期的な観点で見れば、自社開発は、大抵の場合は正しい選択ではありません」

TeamSpiritの自社開発システムはSalesforceのデータと連携していましたが、会計処理にかなり工数をさいていました。TeamSpiritはサブスクリプションビジネスのため、月次処理が必要で、日々の計算の対応が煩雑となり、計算ミスがあった場合、それを修正するために膨大な手作業が必要でした。

その後同社は、システムの自社開発に人材を浪費しないことを決めました。代表取締役の荻島氏は、「当社が目指しているのは、お客様に価値を提供するソフトウェアの開発です。チームスピリットでは、サブスクリプションモデルを、お客様とつながり、お客様に価値あるサービスを提供するための手段として利用しています」と語ります。

そのため、顧客との関係強化に集中できるような、適切なサブスクリプション管理ソリューションが必要でした。

チームスピリット社は、さまざまな理由によりZuoraのサブスクリプション管理を導入しました。

中でも、簡単に複数の料金パッケージを提供したり、お客様のニーズに合わせて異なるプランに移行したりできることが大きな理由となりました。

チームスピリット社のCEOである荻島氏は次のように述べています。「Zuoraのプラットフォームを使うことにより、変化し続けるお客様を取り巻く環境に柔軟に対応できます。どのお客様も、事業の成長度に応じて、利用者数やパッケージプランが変わる可能性があります。Zuoraを使用すると、スタッフにかかる手間を心配する必要もなく、変化に迅速に対応できます」

同社は東京証券取引所への上場のための準備を進めていたため、会計プロセスの整合性をなんとしても確保する必要がありました。Zuoraを使うことで必要な信頼性を達成し、2018年8月に無事IPOを果たしました。

また、日本語でのサポートや、消費税など日本特有の会計環境への対応に定評のあることも、Zuoraの魅力のひとつであったと言います。

最も重要なことは、Zuoraのプラットフォームによって、同社が自社開発のアプリケーションとお客様に集中できるようになったことです。「Zuoraは、アプリケーションの進化とお客様への価値提供に集中できる機能が満載のプラットフォームを提供してくれます。おかげで、リソースの80%(開発に50%、現場実装に30%)を価値提供に投入することができています」と、チームスピリットCEOの荻島氏は語ります。

顧客とコアビジネスに集中できた結果、チームスピリット社は現在、1,300社、25万5000人以上のユーザーにサービスを提供し、年平均成長率(CAGR)50%を達成しています。

チームスピリット社のCEOである荻島氏は、「サブスクリプション型ビジネスモデルを実現できるか否かが、成功する企業とそうでない企業の分かれ目になる」とコメントしています。そして、お客様に継続的な価値を提供する能力こそが、チームスピリット社の成功の原動力であり続けています。

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